不活化エビデンス
Efficacy
・試験目的
デオコーキンPREMIUM DC-1500と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を反応させウイルスの不活化効果を確認するために実施した。
・提供ウイルス
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)
※人由来の分離株: 人唾液 vero細胞を用いて分離培養後、リアルタイムPCRを用いてSARS-oV-2遺伝子の増幅確認(厚生労働省通知法)を行ったウイルス株を使用した。
※ 培養細胞=vero細胞(アフリカミドリザルの腎臓上皮由来株化細胞)
・試験資材
大装株式会社が、半透明フィルムにデオコーキンPREMIUM DC-1500をガンスプレーにて施工処理をしたものと、未施工フィルムを提供をした。
資材を1.5cmx5cmの大きさにカットをして試験片とし使用をした。
・ウイルス試験測定方法(測定時間:24時間)
TCID5(Median tissue culture infectious dose, 50%感染量)
培養細胞に感染させてウイルス量を定量する方法にて測定をした。
・測定結果
SARS-CoV-2の試験結果を表1及び図1に示した。
試験開始時にはウイルス感染量106.1であったが、対象区では開始24時間後においてウイルスの自然衰退が見られ、105.3となった。
試験区ではでは開始24時間後で103.1となり99.37%の減菌となった。
表1 SARS-CoV-2試験結果(TCID50/試験片)
区 | 試験開始時 | 開始後24時間 |
---|---|---|
対象区 | 10 6.1 | 10 5.3 |
試験区 | 10 6.1 | 10 3.1 |
・考察
本試験は、試験資材の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する効果を確認するために実施をした結果、24時間接触させることで、99.37%ウイルス不活化効果がみられるものと判定された。
試験依頼者
会社名 大装株式会社
所在地 千葉県野田市目吹1625
代表者名 大塚 隆
試験実施施設
会社名 株式会社 食環境衛生研究所
所在地 群馬県前橋市荒口町561-21
代表者名 久保 一弘
試験日程概要
試験受託日:2021年3月23日
試験開始日:2021年8月11日
試験完了日:2021年8月30日